方針
樹木に太陽の光と風を与える剪定を行い、活力あるお庭の維持管理を行います。 お庭を元気に保つことにより、家屋にも涼風が取り入れられる環境を作り上げます。家庭は「家」と「庭」の複合体であってどちらの活力に優劣があってもいけません。バランスの取れた活力ある家と庭が重要です。 お庭の手入れをされていたご家庭でも、毎年成長する樹々の管理にご苦労されているところではないかと思います。七小町造園は皆様のお庭の維持管理のお手伝いをさせていただきます。そして、全てお任せとあらば一年を通して維持管理もさせていただきます。お庭でお困りことがあればご相談を承ります。代表のメッセージ
始めまして七小町造園代表の谷内隆司です。 日本三曲協会、琴古流尺八竹盟社、仙台三曲協会、宮城県芸術協会などの組織に属し尺八の専門家として活動しております。62歳の折、ご縁があり造園の道に足を踏み入れ、開業いたしました。 七小町造園の「七小町」とは、平安時代の女流歌人小野小町を題材にした地歌・筝曲の曲名で、小野小町を扱った7つの伝説を順に綴ったものです。草紙洗小町、通小町、雨乞小町、関寺小町、卒塔婆小町、清水小町、鸚鵡小町の内容を歌にしたものです。歌が長いので少し省きますが「・・・引く手あまたの昔は小町・・・曇りなき、世に雲の上在りし。昔に変わらねど、見し玉簾の。内や床しき、内ぞ床しき。」というところをモチーフとして命名しました。 現代訳すれば「昔は引く手あまたの小町であったが、今は老い衰えて恥ずかしく市原の里にこもっている。殿上に仕えていた時と変わらない。しかし、以前見た御殿のミスが懐かしく思われる」というもの。 私は、「昔は大事にされていた素晴らしい庭の木だったが、今は老い衰えて恥ずかしい。昔が懐かしい」と樹木が言っているのではないか。そうであるならば、今は荒れた庭を元の素晴らしい庭に少しでも戻し、木々を美しくすることができないものか。今は老い衰えて恥ずかしいなどとは言わせない。人の老いを元に戻すことはできないが、木々を引く手あまたの小町に戻してやろうではないかと思い、名前を「七小町造園」として業を営むこととしました。 日本の風土が培ってきた邦楽の感性は庭にも当てはまるのではないかと私は思います。大自然に対する畏敬の念を抱きつつ安らぎを求める日本文化の潜流を大事にすることがお庭の維持管理にもつながるものと考えております。 これからも「七小町造園」を御贔屓下さいますよう宜しくお願い致します。- 。