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七小町造園のブログです。日々の剪定などで思ったことや失敗談などを掲載していきたいと思っています。

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伐根2本行いました

昨年12月にご依頼のあったお宅ですが、来年から家庭菜園をしたいとのことで、計画予定の場所にある木の切り株を抜いてほしいと伐根のご依頼。

下の根はもう腐りかけています。

こちらはまだ生きているような根です。

実は以前別のお宅で藤を切ってくれとのことで幹を切ったのですが、花壇にしたいので根も除去してもらいたいとの追加依頼でした。

根が縦横無尽に走っていてしかも太く、手探りで除去したことがあります。半日がかりでした。

その時の写真が下です。

根っこがでかくて長いのです。手掘りで苦労しました。

そこで今回は三又を使ってチェーンブロック(1トン)で引き上げました。

Youtubeに映像をまとめました。

2級造園技能士だからできること

この業界、いろいろな仕事をしなければいけませんが、とりあえず現在は庭木の管理ということで剪定をメインの作業をしております。

これまで職業訓練校で習ったのは基礎的なことが中心で、現場では習ったことがない難しい課題が登場します。360度どこでもハシゴをかけられるようなわけにはいきません。

ハシゴをかけて全体を剪定しなければならないのにハシゴをかけることができる場所が180度、残りは擁壁になっていたりすることもあります。最近は木が大きすぎてハシゴの上での仕事ができず、木登りをして剪定することも時々あります。

造園技能士というのは資格の名称で、二級というのは都道府県知事の認定で一級が国家資格となることから、当然一級を目指します。私はそのために勉強しています。

樹木の剪定の上手い下手は多くの樹種の剪定を何本剪定したかによるのかもしれません。剪定の基本を身につけ、庭全体のバランスを考えつつ、統一した剪定が要求されます。

剪定は樹木を刈り込み丸く仕上げるものだというイメージをお持ちかもしれません。ヘッジトリマーという機械を使うのが効率的ですが、ヘッジトリマーの刃を研いでいる人はほとんどいません。形はきれいでも切り口が汚なくなるのが通例。樹木も生き物です。枝葉はスパッと切れる刃物で切ることで樹木のダメージを抑えます。職人さんは刈り込み鋏を使います。そうなると職人歴が長い人がうまく経験年数が浅ければ刈り込みも甘くなります。

そして、玉物(丸く仕上げる樹木)も表面はきれいでも、木の中の枯れ枝まで除去するのは職人さんで素人さんはそこまでの作業はしません。職人さんよりも素人さんのほうが仕事が早いという場合があります。仕事が早いのは腕がいい人とかいう誤った認識をお持ちのお客様もいらっしゃるかもしれません。しかしそうではないと思います。

どの木の剪定でも基本に沿って、虫が着かないように風通しを良くことを考えながら剪定すると時間はかかります。枯れ枝をできる限りとる。しかし、それを全ての樹木に行っては時間がかかりすぎて商売にならない。そこで、職人さんと素人さんの違いが出てきます。どこまで仕事を妥協しつつ終えるかの基準があるかないかなのではないでしょうか。

私の場合、開業当時は3人工の仕事に6日間も費やしたことがありました。それは次回の仕事が楽になるからです。翌年は2日間で仕事を終えることができました。自分なりの仕上げの基準が出来上がりつつあるのかもしれません。

熟練の職人のような全体的な技術はまだ備わってはいないものの、技術が日々進展している手ごたえを感じているところです。

造園会社やシルバー人材センターに勤めれば、時間の制約という条件の中で剪定をせざるを得なくなるはずで、そういった環境で技術を磨くには相当な時間が必要になるでしょう。

一人親方として現在も剪定等を行っておりますが、現在は修行中の身と考え、ご縁のあったお客様の庭を低価格で剪定させていただいております。

熱中症対策としての日除け

今年は新型コロナの影響で高齢のお客様も多いことから6月から仕事を請け始めました。しかし、8月もお盆のころが暑くてへばってしまいました。

お盆期間中、網戸の補修や障子のあり替え等を行い、家の中を風が通るようにと実験しておりました。そこで例年、日除けのネットをするのですが、ネットをするとハシゴ置き場からハシゴを出すのに邪魔になるので、邪魔にならないような日除けを設置してみました。

材料は手持ちのものばかりです。ヨットのストームジブが押し入れにあったのでこれを固定して、上げ下ろしをロープ1本で行います。タープもあるのですが、四角形だと垂直にしか設置できなく庭も見れないので、オーニングのようにならないかと考えた結果がこれです。

日除け
三角形の頂点からロープを滑車へ通し
上の滑車を通し
クリートで結束
家の中から見るとこんな感じです。

狭小住宅に2坪の庭。ここに日除けが欲しいという願望は中々難しい内容。庭は東南なので、三角形の帆を設置したことで直射日光をほとんど一日中さえぎることができました。これだと樹木の枝にかぶさることもありません。

今更ですが暑い日になる前に設置しておけばよかったと反省しています。

熱中症は屋内でもかかると云われますが、家の内部に日光が直接当たらないこと、そして、庭から樹木で冷却された風が入ってくることで防げるのではないかと考えています。そのためにも、樹木の剪定は必要だと思います。最近、剪定を丸く刈り込むものだと思いこんでいるお客様が多いようですが、いらない枝を抜いて風通しを良くすることが第一で形は二の次ではと思いつつ剪定しています。

犬矢来を製作

犬矢来は京都の町屋などにある軒下の防護柵のようなもので犬の糞尿よけとか言われています。実際は外壁の泥除けなどとして使われているようです。

仙台では見かけたことがありません。

そんな仙台で何故犬矢来を作ることになったかと申しますと、昨年12月の仕事の最中、お客様のお庭の入口の扉をきちっと閉めていなかったため、突風で扉が壊れてしまいました。そこで新しい扉をつけたのですが、その扉には従来から猫が庭に入ってこないように金網が貼ってありました。扉を前のもとと同じデザインで新調したため、金網を再び貼り付けるのはいかがなものかと考え、思いついたのが犬矢来でした。

犬矢来については製作法についての本など見つけることができませんでしたのでネットの写真を参考に製作を開始しました。

犬矢来
ベースの作成

まずは、ベース部分です。簡単な骨組みを作ります。この桟の部分が立子との固定部分になります。

画像の立子は竹を4つ割りにしたものです。この後、裏側の節を落として、火であぶって曲げます。

犬矢来
立子を打ち付けます

立子を真鍮釘で固定します。

犬矢来
犬矢来完成

犬矢来完成です。設置したものは柱などの礎石で段差がありましたので、手直ししてあります。

犬矢来
完成品を一部手直しして設置

今回設置した場所は庭へ通じる通路の扉ですが、建物の軒があり雨が当たらないので長持ちするかもしれません。

猫除けなので猫矢来でしょうか。

施工例 201907 O様邸

O様は亡くなった母の古くからの友人。

技能試験の練習の場所としてお庭の一角を1年間貸していただく代わりにお庭の樹木の剪定を行うということになりました。剪定は4日間。というのも次の仕事が入っているためで、そこは了解してもらっているので、おおざっぱな剪定があってもOKで、そしたものは次回補正をする。来年8月までに20日以上は伺う予定です。

まずは、お庭の除草から背丈が30㎝くらいに伸びた雑草を刈り払い機を使い刈り払いました。要所要所でナイロンをかけ、仕上げにカルマ-で除草。雑草だけで150キロは出たでしょうか。

玄関前のクロマツはとりあえず簡単に切り戻しを行い、古葉は見えるところだけを簡単にとり、次回以降仕上げることとしました。

何せ2年以上手入れしていなかったとのことなので、どこから手を付けていったらよいかわからない状態。しかも盆栽にしていた五葉松があちらこちらに植栽されています。