要素試験対策

2級の要素試験の出題数は15問である。誰もが分かるクロマツなど出題されない。また、試験会場の地域で入手できる樹種しか対象にならない。東北の試験会場で九州にしか育たないような樹種の出題はない。1問での回答時間は10秒程度で移動に5秒位、考えている暇はないのである。そして、前の問題に戻ることはできない。1問1問瞬時に解答を出さなければならない。同じ回答を2つ書いてどちらかが正解の場合は点数が0.5となる。造園会社で働いているなら多くの樹種を覚える機会があるが、そうでない人たちはそれなりの勉強が必要だ。 まず勉強方法は面倒だが自分で図鑑を作ることだ。これはインターネットで探せば資料的に集めることが出来る。これを毎日睨めっこして覚えるのだ。しかし、この方法では試験で回答できる数は少ない。なぜならば、松や杉などの針葉樹はあまり出題されない。出題されたとしても「サワラ」と「ヒノキ」位なものだ、 樹種が似ているもので、どこが違うのかを覚える必要がある。そこで、針葉樹と広葉樹に分け特徴を書いて覚えていく。100種類の写真を毎日見ていれば名前が分かるようになるので、名前と特徴を声を出して唱える。この特徴については「対生なのか互生なのか」「鋸歯があるか全縁なのか」「葉脈がはっきりしているかどうか」「葉柄が長い」とか「短いか」などその他「托葉痕がある」、「コルク上のひだが枝にある」などを唱えて覚える。

     葉っぱノートの一部

さらに、広葉樹では葉っぱの大きさが同程度の物を並べ替えて回答してみる。例えば、「サカキ、ヒサカキ、モチノキ、ネズミモチ、カナメモチ、ナツツバキ、マサキ」 「アジサイ、ウメ、イヌシデ、ソメイヨシノ、ムクノキ、カンヒザクラ」 「タイサンボク、モッコク、トベラ、アセビ、ユズリハ」のグループで正確に名前を当てられるかどうかを試してみる。 最後の注意点。それは図鑑やインターネットで掲載されている写真がいつ撮影されたものなのか不明なことである。そして、日当たりのよい場所で育った木と日陰で育った木には個体差があるということだ。ツバキなど日陰で育った場合、葉っぱが大きくなる傾向がある。普段見慣れている木のはずなのに個体差があるものが出題された場合迷ってしまうのだ。ちなみに植物園や公園を実際に歩いてみればわかるがモッコクやアセビなど個体差が大きい。試験は8月下旬であるから8月中旬までに実物を見ておくのが良い。要素試験では枝一本とそれについた葉っぱで判断するしかない。そして、花や実がある場合はそれが除去されている。顔を近づけて見るだけで手で葉を触れることはできない。